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Git ソースコントロール

Calyx のサイドバーには、ウィンドウで開いているリポジトリの状態を確認できる Git ビューが組み込まれています。 ターミナルから離れずに、差分の確認とコードレビューが完結します。

サイドバーの Changes タブには、そのウィンドウから辿れるリポジトリが、開閉できるセクションとして一つずつ並びます。 Calyx はウィンドウ内の全ターミナルタブの作業ディレクトリを読み、そこで見つけたリポジトリごとに、リンクされた別の worktree、上位の superproject、チェックアウト済みのサブモジュールもあわせて並べます。

セクションのヘッダーには、ディレクトリ名、現在のブランチ名(ブランチが分からないときは短縮したコミットハッシュ)、変更ファイル数のバッジ、コミットグラフの対象を選ぶフィルタボタンが表示されます。 セクションの種別はアイコンで区別できます。 フォルダがリポジトリ、ブランチがリンクされた worktree、箱がサブモジュールです。 セクションは入れ子にはならず、所属するリポジトリごとにグループとしてまとまります。 グループの中は、リポジトリ、リンクされた worktree、サブモジュールの順に並びます。 サブモジュールも独立したセクションを持つため、ペインを移動しなくてもその未コミットの変更をレビューできます。

セクションは折りたたまれた状態で並びます。 作業中のペインが属するセクションだけは、最初に現れたときに自動で開きます。 一度閉じれば、そのまま閉じたままになります。

セクションを開くと、そのリポジトリに限った次の三つを確認できます。

  • 作業ツリー: ステージ済み、未ステージ、未追跡のファイル
  • コミットグラフ: ブランチを可視化したコミット履歴
  • インライン Diff ビューア: 選択したファイルの行単位の差分

ファイルの差分は、そのセクションのリポジトリを基準に開きます。 サブモジュール内のファイルや、二つめのリポジトリのファイルも正しい基準で開けます。

コミットグラフに表示する範囲を選ぶ

Section titled “コミットグラフに表示する範囲を選ぶ”

コミットグラフは、標準では Auto の範囲を表示します。 これは VSCode の Auto にならった規則で、チェックアウト中のブランチ、その upstream、upstream のリモートのデフォルトブランチ(upstream がないときは origin のデフォルトブランチ)が対象です。 ほかのブランチにしかないコミットはグラフに現れないため、いま作業している履歴だけを追えます。 detached HEAD のときは、チェックアウト中のコミットの履歴を表示します。 まだコミットのないリポジトリでは、グラフは空になります。

セクションヘッダーのフィルタボタンをクリックすると、そのリポジトリの範囲を切り替えられます。

  • Auto: 上で説明した標準の範囲
  • All references: git log --all と同じく、すべてのブランチ、リモートブランチ、タグ
  • BranchesRemotesTags: 選んだ参照の履歴だけ

参照は複数選べます。 Auto か All references の状態で参照を選ぶとその一つに絞られ、さらに選ぶと対象に追加され、選択済みの参照をもう一度選ぶと外れます。 最後の一つを外すと Auto に戻ります。

Auto 以外の範囲を選んでいる間は、フィルタボタンがアクセントカラーで表示されます。 選んだ範囲はリポジトリごとに記憶され、次にそのリポジトリがウィンドウに現れたときにも適用されます。 記憶していた参照が削除されていた場合はその参照だけが外れ、一つも残らなければ Auto に戻ります。

各コミット行には、そのコミットを指しているブランチとタグがバッジとして表示されます。

各セクションは自分のリポジトリを個別に監視して、それぞれのタイミングで更新します。 ある worktree でコミットすると、それを共有する他の worktree の履歴表示も更新されます。

更新のたびに表示が消えることはありません。 ファイル一覧とコミットグラフは画面に残ったまま更新され、ヘッダーの更新ボタンがスピナーに変わるのは、利用者が自分で更新を実行したときだけです。

更新に失敗しても内容は残り、エラー内容をツールチップに持つ警告アイコンが付きます。 アイコンは、リポジトリの探索そのものに失敗したときは Changes の見出しの横に、個々のセクションの更新に失敗したときはそのセクションに表示されます。 到達できなかったリポジトリも一覧から消えることはなく、読み込みに失敗したセクションには Retry ボタンが出ます。 次に更新が成功すると、警告は消えます。

Diff の行番号付近にある + ボタンをクリックすると、その行にインラインコメントを追加できます。 コメントは複数つけられ、最後に Submit Review を実行すると、選んだ AI エージェントのタブに直接送信されます。

送信先として選べるエージェント

Section titled “送信先として選べるエージェント”
  • Claude Code
  • Codex CLI
  • OpenCode
  • Hermes
  • Grok

送信されたレビューコメントは、エージェントの対話履歴にメッセージとして入力されるため、そのまま修正タスクとして依頼できます。

デモ動画 で動作を確認できます。

レビュー対象のブランチを取り込み、Diff を眺めながら気になった箇所に印を付け、まとめてエージェントに直してもらう、という流れを想定しています。 レビューコメントは GitHub などの外部サービスには送信されません。